度重なる住宅被害をへらすために。

日本はこれまで、幾度となく大きな地震被害に見舞われている世界でも有数の地震大国です。
大地震が起こったとしても、現在の耐震基準を守った住宅ならば倒壊しないといわれていますが、それでも少なからずダメージを受ける可能性があります。さらに繰り返される余震による被害の拡大を考えたとき…
より長く住むために“そのとき耐える”だけではなく、“繰り返し耐える”工夫が、これからの住宅には求められています。

めざすは、強さにしなやかさをプラスすること

地震が発生した時、建物が壊れないためには「強さ(耐震)」が必要です。
さらに、「しなやかさ(制震)」をプラスすることで地震による建物の揺れを減衰。
大地震だけでなく繰り返される余震でも、住宅のダメージを減らします。
「耐震」と「制震」を融合することにより、耐震性をワンランクアップし、建物の被害を減らすことで修復費用も抑えることが可能です。

制震はリーズナブル

住宅の被害を減らす方法として免震という方法もありますが、コストが高いことやしっかりした地盤でないと設置できないこと、隣地境界から軒先まで50cm程度の距離を確保する必要があるという制約があり、使いたくても使えないケースが生じます。
その点、制震は地盤の制約もなく、比較的コストを抑えられるのも大きな特徴です。

 
耐震
耐震+制震
免震
特徴
かたさで耐える
(強度タイプ)
しなやかに耐える
(エネルギー吸収タイプ)
揺れをかわす
(絶縁タイプ)
おおよその
効果
大地震時の建物の変形
(基準)倒壊しない程度
耐震工法の変形の約1/2
耐震工法の変形の約1/3~1/10
繰り返しの地震に対して
だんだんダメージが進行する
耐震に比べるとダメージの進み具合が少ない
変形が少ないのでダメージも少ない。
繰り返されても明らかにダメージは小さい。
制約
地盤の制約なし
地盤の制約なし
あり
しっかりとした地盤でないと採用できない
コスト
(基準)
+50~100万円/棟
+約300万円/棟

地震による揺れを減衰する新発想

耐震構造に制震効果をプラス。
地震の揺れを減衰する画期的なシステムです。

大建工業株式会社パンフレット「耐震プラス制震へ」

 

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